頭痛外来

頭痛外来の紹介

頭痛外来を開設しました

頭痛外来では専門医が頭痛の診断と治療を行います。
担当医は、防衛医科大学校防衛医学研究センター 戸村 哲教授になります。
令和7年4月から毎週火曜日午後(14時~17時)の完全予約制となっています。

日本人の約4割が頭痛で悩まされているといわれています。
頭痛は他の疾患が原因で起こる二次性頭痛と、頭痛そのものが疾患である一次性頭痛に大別されます。二次性頭痛の原因には脳卒中や脳腫瘍など、命に関わる可能性のある危険な疾患の他様々なものがあります。一次性頭痛は、片頭痛・緊張型頭痛・群発頭痛などであり、命に関わることはありませんが日常生活に大きな支障をきたすことがあります。一次性頭痛の代表疾患である片頭痛の患者さんはわが国だけで800万人にも及び、頭痛による生産性の低下により、毎年およそ3000億円の経済的損失を日本経済にもたらしているとさえいわれています。
しかし近年、片頭痛の有効な治療薬が発売され、従来の治療薬では効果がなかった頭痛が劇的に改善する患者さんが増えています。新しい治療のいくつかは専門医による適切な診断が必要になります。
最新の治療を多くの患者さんに提供できるように、頭痛外来を開設しました。

Q.頭痛くらいで病院に行っていいの?

A.「たかが頭痛」と我慢して過ごしてしまう方も多いかと思いますが、軽い頭痛でもときに大きな病気が隠れていることがあります。また命に関わることがなくても、頭痛で日常生活に支障をきたしている方は、適切な診断と治療で症状が改善し、生活の質が向上する可能性があります。是非お気軽にご相談ください。」